近未来の燃料としては、水素も大きな注目を集めているものといえます。59年7月にカナダのトロントで行われた世界水素エネルギー会議では、水素の製造、貯蔵、転換、供給などについて各国の研究成果が発表されました。この会議には、日本の武蔵工業大学から世界初の4気筒水素エンジン自動車ももち込まれ、デモンストレーション走行も行われました。これは「武蔵6号」と呼ばれる水素自動車で、国産の2000Eディーゼルエンジンをベースにして、噴射系、点火系などを改良したものです。
(参考情報)
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「武蔵603」のエンジンに水素を直接噴射する圧縮ポンプの技術は、各国の出席者から注目され、技術指導の要請がきているとのことです。水素エンジンで噴射系がむずかしいのは、水素があまりにも燃えやすいため、噴射系に工夫をこらさないと、シリンダー内の火がタンクの方向にまで逆燃してきてしまうからです。